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2021.05.26
体験談プレママ妊活うつ

妊活うつになりました。妊娠と仕事に振り回された妊活と不妊治療

こんにちは。くりまきうさこです。

現在は2歳の男の子のママをしていますが、実は不妊を経験しています。その際に仕事と妊活の両立がうまくいかず、抑うつ状態になってしまった経験を書いていきたいと思います。

赤ちゃんがほしい!自分で妊活を始める

妊活を始めたのは結婚して約3年目が経ったころ、私が25歳のときです。赤ちゃんがほしいと思ったきっかけは、妹が出産したことでした。姪が産まれたことが私はうれしくて、妹と姪が住んでいる実家に何度も足を運び「赤ちゃんかわいい!赤ちゃんがほしい!」と思うように。夫と話し合い、も相談し「そろそろ赤ちゃんをと授かってもいいね。」ということになり、妊活がスタートしました。

半年がんばったけど妊娠しない

基礎体温をつけ、アプリで排卵予定日を確認してタイミングを合わせてがんばってきました。しかし、かすりもせず……気がつくと生理が始まる……一向に妊娠しないので、私の体質に問題があるのかもしれない。と不安になりました。

産婦人科を受診。タイミングが法が始まる

「半年間妊娠しないなら産婦人科に行ってもいいんじゃない?」と妹から言われ、近くの産婦人科を受診。産婦人科の受診自体がこのときが初めてでした。内診も超音波もすべてが初めてだったので、かなり緊張したのを覚えています。

内診の結果、子宮内に軽いポリープがあると言われました。着床に影響を与えている可能性があるが、大きな問題ではないとのこと。まずは、タイミング法から始めてみましょうということになり不妊治療がスタートしました。

妊娠できない?!自分を追い詰めてしまった

毎朝、基礎体温を測り専用の用紙に記入。排卵日が近くなったら産婦人科へ受診し、排卵日を予測してもらいます。しかし、お互いに仕事が忙しかったのでなかなかタイミングを合わせることができず…。かすりもしないことも多くありました。「また生理がきちゃった……」と思う日々。

直属の上司のハムスター係長には、妊活をするということを伝えてありました。しかし、子どもができないまま徐々に繁忙期に突入してしまい、ハムスター係長との関係がギクシャクするように……。通院は排卵日によるので通院日が平日になってしまうこともあり、早退や遅刻をするのも辛くなってしまいました。さすがに精神的にしんどくなってしまい、ハムスター係長と相談して時短勤務に切り替えてもらうことになります。

妊活はプライベートな内容、全社員の前で発表するなんて

来月から時短勤務に切り替わる。そう考えてなんとか過ごしていましたが、このころ上司のハムスター係長も限界に……。当たりが強くなり私はうつ症状がではじめました。「これはやばい!」と思い、退職を申し出ましたが話し合いの結果、異動と翌月3日ほど休暇をもらいました。というのも、月末には会社の大イベントで全社員が集まる懇親会が開かれるので、そこまでは参加してほしいとのこと。それまでは問題なく過ごしてほしい。そういった雰囲気でした。

月末になり懇親会が開かれました。懇親会では社員の人事などの発表があります。そのため、私の時短勤務の件も発表されるのですが……。

「うさこさんは、妊活をするので来月から時短勤務になります」とハムスター係長のさらに上司の、クマ課長が全社員の前で発表しました。もちろん私は”妊活”という言葉が出てくると思っていなかったので激しく動揺。このときの記憶があまりありません。その後、親しい社員から「妊活って何するんですか?」などセンシティブな内容の質問をされて、頭の中はパニック状態に!

帰宅後、悲しみと恥ずかしさで大泣き。「妊活」というプライベートな内容を大勢の前で言うなんて、信頼していた大好きな会社だったのに、なんてデリカシーがないんだろう……これはセクハラだ!思いました。

心療内科へ受診。抑うつ状態と診断され、2ヵ月間の休職

不妊治療をしても子どもができないこと。会社で「妊活」を全社員の前で発表されたこと。妊活をしていく上で私自身がしんどくなってしまい。このままではもうムリだと感じ心療内科に行くことにしました。

夫に相談すると「近くの精神科はすぐ入院させられるらしい」と言われ迷った結果、入院施設のない心療内科に受診。精神科が同意もなく入院させるはずもないのに、この情報を鵜呑みにしてしまうくらい判断力は弱っていたのです。

心療内科では看護師からの問診を受けました。受診した経緯や生育歴などを話しましたが、うまくしゃべれなかったのを覚えています。それから、先生の診察を受け「抑うつ状態」と診断。薬が処方され診断書を書いてもらいました。投薬治療が始まったため、妊活、不妊治療はお休みに。

このときは休暇中だったので異動先の上司のトリ課長に電話。しばらく休職したいこと、診断書があることを伝えると、なんと退職するように促されたのです!! さすがに納得がいかないので、妊活を全社員の前で発表されたことによるストレスが原因のひとつだと伝えると、クマ課長と相談するといい退職は一旦保留に。その後話し合いをした結果、2ヵ月間の休職をすることになりました。休職中は元気になるためにも、とにかく趣味や好きなことをして過ごしたり、実家に帰省し姪のお世話をして癒やされたり楽しく過ごしていました。

休職中ゆっくり休んでいましたが、トリ課長とのメールでのやり取りでまたストレスを感じてしまいます。

トリ課長からは、「妊活を皆の前で発表されたことに関して重く捉えすぎ」や、「気にしすぎ」などと言われ私の気持ちは怒りでいっぱいに。

実はトリ課長の奥様と、トリ課長ご夫妻も不妊治療を受けている当事者です。しかしその事は周囲に公表せず、私がたまたま個人的に知っているというだけでした。不妊治療をしている仲間だと思っていただけに「重く捉えすぎ」と言われたのは大変なショックです。

私は怒りがおさまらず「トリ課長は自分が不妊治療をしていたことを会社の人達に言わなかったのはなぜですか? 私の場合は、妊活していることを発表されてしまったので、もしこのまま妊娠しなければ『この人20代なのに妊娠しないなんて不妊なの?』と思われるでしょう。トリ課長は不妊治療のことオープンにしていなかったのに、私の場合はオープンにしないといけませんか?セクハラやマタハラではありませんか?」と伝えました。

妊活や不妊というのは女性に負担が多く、仕事にも影響します。たしかに早退や遅刻などをさせてもらっていたのは事実です。しかし頻度は低かったとはいえトリ課長も遅刻や早退をしていました。私だけがこんな思いをするのは不公平だということを知ってほしかったのです。

その後、トリ課長から謝罪をしていただきました。本当は発表を決めた人から謝罪がほしかったのですが、それは叶いませんでした。仕方がないので、なんとか自分を納得させて復帰の準備をはじめました。

まだ本調子じゃないけど職場に復帰。

投薬治療は続いていましたが、休職は2ヵ月間だったので職場復帰。時短勤務になりましたが忙しい部署のため、残業があり定時で帰れない日も。それでも上司が理解のあるトリ課長に代わり、チームメンバーも変わったので楽しく仕事を続けていました。

まさかの妊娠。赤ちゃんが来てくれた!

仕事復帰から数ヵ月後に自然妊娠。待ちに待った赤ちゃんが来てくれた! とすごくうれしかったです。ちょうど心療内科の薬を飲まなくて良くなった時期でした。

あれだけ妊活について悩んでいたのに自然妊娠でき、いまだに、予想外の妊娠だったね。と夫と話をします(笑)

休職し職場に復帰したあとは、楽しく仕事ができストレスは少なかったです。妊娠前は自分のストレスや体調が妊娠を左右するとは考えていませんでした。私が妊活を始めたときは仕事のストレスが多く、気持ちも体もしんどかった時期です。今思えば、ストレスが多い環境で妊娠するのは難しいと思えます。

赤ちゃんは妊娠中、順調に育ちましたが妊娠後期になりマイナートラブルで辛い思いをしたり、出産直後にうつが再燃してしまったり、いろいろありました(汗)また、そういったことも記事にして共有できたらと思います。

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この記事を書いた
ライターWRITER

くりまき うさこ

くりまき うさこ

元気な2歳の男の子のママをしています。うさじです。
産後すぐにうつ症状が現れ始め、現在も治療中の産後うつ経験者。
2年経ち、だいぶ元気になりましたので当時の体験談など書いていきます。
趣味は、手芸とゲーム。
食べるのが大好きでダイエットに悩むアラサー。

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