こんにちは。今年の春に年長になった男の子のママです。
0歳から入園した保育園もラスト1年。今回は保育園最後の1年間をどのように過ごすか。卒園するまでの小学校入学準備について長期連載をすることになりました。わが家のドタバタが少しでも皆様の参考になれば幸いです。
1回目:4月〜5月の様子
2回目:土屋鞄製造所さんのランドセル体験レポート
3回目:ラン活最終章
今回は10月に就学前検診に小学校へ行ったお話を書いていきたいと思います。
就学前検診とは?
学校保健安全法に基づき、翌年の4月に小学校(義務教育学校の前期課程・特別支援学校の小学部を含む)へ入学するお子さんを対象として、市町村が実施する健康診断です。
横浜市
入学前に内科・眼科・歯科等について健診を行うことによって、お子さんの状況を把握するとともに、疾病等の疑いがある場合は早期の受診をお勧めし、学校生活に備えることを目的としています。
私が住んでる地域にも就学前検診日の2週間前に手紙が届き、通学予定の小学校へ行くように案内が入っていました。市のホームページや回覧板でなんとなくの日程はわかっていましたが、はっきり日程がわかったのは手紙が郵送されてきた時。教育現場がいまだにアナログで、あくまでも主婦が子育てをしている前提で物事が進んでいる話は知っていましたが、もう少し早く案内がこないと、働いている人など時間の調整が難しい人にとっては不親切だと感じました。
手紙の中には
- 就学時健康診断のお知らせ(案内)
- 連絡カード
- 就学時健康診断票
- 心臓検診診断票
- 新入学についてのお願い
- 就学援助のお知らせ
が同封されいます。就学時健康診断票にはその時までに摂取した予防接種について記載する項目があり、ちゃんと病院に通っているかチェックしているようでした。私が住んでいる地域では申告制でしたが、他の地域では母子手帳が持ち物に含まれる場合があり学校で確認することがあるようです。
保護者は誰?連絡先は誰の連絡先を書くの?
書類は夫が記入してくれたのですが、夫を悩ませていたのが連絡カードにある”保護者”の欄と”連絡先”の項目でした。
私達が小学生の時代には保護者は父親の名前が記載され、連絡先は携帯電話がなかったので家の電話番号を記入するのが当たり前でした。時代が変わり令和の現代で保護者は父親だけではなく母親になるケースも多く、家に固定電話があってもほとんど利用されておらず、携帯電話で連絡するのが日常です。
そうなると、保護者は夫?私?携帯電話の連絡先は夫?私?どっちがいいのだろう……しかも記載できるのは1つだけ。私も保護者だし、夫しか連絡がとれないこともあります。育児を分担している家庭も、夫が主夫になるケースも増えているのに、ここでも教育現場が現代にそぐわず昭和のまま続いているような気がしました。結局わが家では”保護者”は夫。”連絡先”は私の携帯番号を書くことになりました。本当は両方書きたかったですが記載箇所は1箇所。致し方ないです。
越境通学(入学)とは?
新入学のお知らせは、越境通学(入学)はしてはダメですよ。という案内でした。越境通学(入学)とは
義務教育において学区外の学校や、市立高等学校・一部の県立高等学校など学区の定められている高等学校に学区外から通学することを指す。 学校教育法では、通学する学校は住所によって地方公共団体が定めるとしており、越境通学は例外である。
Wikipedia
特に私の住んでいる地域は全国の中でも越境通学(入学)に厳しい地域とされており、役所に行くと一番目立つところに越境通学(入学)はダメ!というポスターが貼ってあるくらいです。なので案内が一緒に同封されいたと思われます。他の地域ではむしろ越境通学(入学)推奨している地域もあるそうなので、地域格差がありますね。
当日の持ち物は?服装は?
当日は
- 記入した書類
- 筆記用具
- 上履き(保護者用・子ども用)
を持っていきました。実際には筆記用具は使うことはなかったです。たぶんどこも体育館のような場所でやると思うので、大人の上履きはあったほうがいいと思います。私はスリッパを持参、子どもの上履きは保育園のものを持っていきました。保育園は各小学校の就学前検診の日程を把握済み。私が伝えなくても、先生がお迎えの時間や、上履きが必要なことを理解してくれていて助かりました。
検診のため手軽に脱いだり着たりできる服装が指定されていましたが、上はロンTに肌着、下は長ズボンを履いて問題なかったです。
当日の様子
就学前検診が13時30分〜受付だったので、保育園の給食後13時頃に迎えに行きました。小学校まで歩いていきましたが、息子は初めての小学校に少し緊張気味。密にならないよう、男女別で集合時間が異なっており、その場に集まっていたのはすべて男の子とその親でした。ママが多かったですがパパが来てる家庭もありました。
入ってすぐ親子分離
学校に着いたら時間まで順番に待つように言われ体育館の前で待ちました。幼稚園から直接来たのか制服姿の子も。時間になり体育館内に入り受付をしてもらいました。名前を言い、子どもの名前が書いたシールを子どもの服に貼って、子どもと待っていた6年生の児童1人の組み合わせで検診に向かいます。親は体育館で待機するように指示されました。
検診内容は以下の通り。
- 内科検診
- 眼科検診
- 聴力検査
- 歯科検診
入ってすぐに親子別々になると思っていなかったので驚きました。親は体育館内に用意された地図上に自宅を書き込むように言われ、学用品の購入日の資料や、学童の資料などをもらい後は座席で待つことに。住所は教えてあるからネットで調べたら把握できるのに、こういうところも小学校はアナログだと思いました。子どもだけで大丈夫か心配でしたが、検診が終わって帰ってきた時には「お兄さんが優しくて色々お話してくれて嬉しかった」と話していて安心しました。
地域によっては学力検査あり
子どもの通学予定の小学校ではありませんでしたが、地域によっては自分の名前が言えるか、保育園や幼稚園名が言えるか、ひらがなが読めるかなどの簡単な学力、知力のチェックがある小学校もあるようです。
親と子ども、先生との三者面談。でも聞きたいことは聞けず帰宅……
検診が終わったら男性教諭と3者面談。検診内容で虫歯と右の視力の低下を指摘されました。虫歯は治療中か確認され、右目の視力については、現状はあまり気にしなくて大丈夫。という話をされました。その後、三者面談でしか話せない話があるのかなと思いましたが何もなく。あっけなく就学前検診は終了。
あまりにも何も説明がないので次回の学用品の購入日に入学前の説明がありますか?と先生に聞いてみると、次回は学用品の購入のみで15分ぐらいで終わります。次は入学式ですね。と先生に言われ、このまま何の説明もないまま入学式になっちゃうの?!と心の中は不安でいっぱいです。みんなこうやって入学してるわけだし、受け入れるしかないと頭ではわかっています。しかし私の不安はピーク。思わず先生に、このまま入学するのは不安なんですけど……と、こぼしてしまいました。すると、先生は
「では今から職員室で教頭とお話できますので、そちらへ移動してください」
と言ってきます。教頭?!職員室?!ちょっと今後のことを聞きたいのにそんな大袈裟なことになるの?!ムリムリムリ!!と心の中はパニック寸前!
いやぁ……そこまではいいです……と冷静を装って子どもを連れて帰りました。本当は学童のことや、入学直後の生活などを聞いておきたかったですが、小心者の私には聞くことはできませんでした……。
不安が残る小学校での生活
先生は最後に、何かあれば学校に電話でもいいのでご連絡くださいね。とおっしゃってくださいましたが、どのレベルで困っていたら電話をしていいのか考えると気軽に電話するのは躊躇してしまいます。何が不安なのかもわからない、想像できない小学校での生活が漠然と不安なので、具体的に何に困っているのか聞かれると逆に何も言えなくなる気がします。不安が残る就学前検診になりましたが、先生の「いつでも電話してください」をお守り、自分なりに小学校へ入学する準備を進めたい思います。次は1月に学用品を買いに小学校へ行きます。そちらもレポートしますのでお楽しみに!
※就学前検診の内容、先生の対応は自治体や小学校によって異なります