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2021.12.22
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産後うつでつらい時に読んだ本6選【編集部おすすめ】

こんにちは! リアママ編集部です。

この前まで今年はずっと暖かいな……。と思っていたら、あっというまに冬本番。冬は冬季うつという症状もあるように、「寒いと身体がいうことを聞かない」「動きたくない」という方も多いと思います。産後うつでしんどいママは尚更ですよね。

今回は少し体調が回復されているママ向けの企画です。先日、編集部で「産後うつの時に読んで参考になった本」についてアンケートを取りました。その中から編集部厳選の6冊をご紹介していきます。

辛い時でも読みやすいマンガ

メンタルが不調な時は文字が頭に入りづらいですよね。でも、うつについて何か知りたい。自分と同じような体験をした人の体験談が読みたい。そんな時に読みやすいマンガ3冊をご紹介します。

れもんうむもん――そして、ママになる――
(著者:はるな檸檬)

妊娠・出産は必ずしもキラキラしていないーー

作者のはるな檸檬さんの体験にもとづき、妊娠中〜出産後の孤独な戦いを描いた4コママンガです。ありのままを書いてあるからこそ、「女性の気持ちに寄り添っている」と口コミで話題になりました。マンガなので、つわりの時期やメンタルダウンの時期でも、比較的読みやすい作品です。

ツレがウツになりまして
(著者:細川 貂々)

こちらは、パートナーがうつ病になったお話。うつ病という重いテーマをちょっとコミカルに描いてヒット作となり、映画化されました。スーパーサラリーマンだったツレがある日突然「死にたい」言い出した時、妻である作者はどう行動したのか……。うつ病患者を見守る家族の視点でも参考になる一冊です。この作品はシリーズ化されており、その後が追える点も魅力の一つ。うつ病を扱う漫画は闘病記が多いですが、「ツレウツ」シリーズは症状回復後のツレがどんな生活を送っているか?まで描かれていて参考になります。

パニックママでもいいじゃない
(著者:青柳 ちか)

妊娠8ヶ月の頃、突然はげしい動悸に襲われて電車に乗れなくなってしまった作者。当初は妊娠が原因と言われていたのに、出産しても一向に良くならず悪化するばかり。実はパニック障害&うつ病だったのです。ご本人の体験談も参考になりますが、「家族にパニック障害を理解してもらうのに役立った」という声が多い一冊です。

文章が読める時に読みたい本

長い文章でも問題なく読める時には、エッセイや実用書に挑戦するのもいいですね。有名作家のエッセイから、産後うつについて書かれたちょっと難しい文献まで取り揃えてみました。

きみは赤ちゃん
(著者:川上 未映子)

35歳ではじめての出産をした芥川賞作家の川上未映子さんが書いた出産・育児エッセイです。アンケートの際に、素敵な推薦コメントをいただいたのでご紹介しますね。

妊娠~新生児辺りまでの話は「分かる分かる!」の連続で。その後1歳までの話は「これから色んなことがあるよ。辛くて、しんどくて、でも間違いなく幸せだよ」というメッセージがてんこ盛りで、“この先の育児”が少し楽しみになりました。川上さんの流れるような文体で綴られる目線がとても優しくて優しくて涙が出ます。是非

そいういうふうにできている
(著者:さくら ももこ)

ちびまる子ちゃんでおなじみ、さくらももこさんの妊娠・出産エッセイ。生命の誕生を、さくらさん独特のちょっと斜めでユニークな視点で描いています。

妊娠中の体調にはじまり、帝王切開の体験談などリアルで参考になるエピソードが盛りだくさんです。また、当時の心情についてもストレートに書かれています。

元来人見知りをする方であるし、今日初めて会ったひと(赤ん坊)から「はい、じゃ一発愛情よろしくっ」と言われたからって、さっき会ったばかりなのだから急に愛せるわけがない。

「そういうふうにできている」さくらももこ

こうした素直な表現が本書の魅力。ママになったからってキラキラしていなくていいんだ。とちょっと安心させてくれる一冊です。

ママブルーを乗り越えるために 産前産後のうつと不安の理解とケア
(著者:ショシャナ・S・ベネット, ペック・インドマン)

最後にご紹介する本は、読むのに少々気力が必要ですが、ぜひ紹介させてください。この本は産後うつを2回経験した、ショシャナ・S・ベネットさんの著。妊娠中から産後に起こる気分の問題を、当事者の女性、家族や医療関係者にそれぞれに向けてわかりやすく解説し、対応策が紹介されています。

また、翻訳に参加した臨床心理士の宮崎さんは、福島で「ママブルー」という産後うつの自助会を立ち上げられた方。彼女自身も産後うつに苦しまれたことがあり、そのときに1番役立った本が本書なのだそうです。

読書は気分が乗った時だけでOK

ここまで書籍の紹介をしてきましたが、本を読むのはあくまで「気分が乗った時だけ」「読める時だけ」で大丈夫。内容が頭に入ってことない時は無理に読まずに、動画をみたり、睡眠を取ったりすることをおすすめします。

何かしなければいけない気がして、気持ちが焦るかもしれません。でもそれも、産後のメンタル不調の1つの可能性があります。頭がモヤモヤするときは、できるだけ無理をせずに、ゆっくり休んでくださいね。もし読書をすることで気持ちが落ち着きそうであれば、できる範囲でページをめくってみてください。今日紹介した本がお役に立てば幸いです。

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